妊娠糖尿病中に知っておきたかった食事法

妊娠糖尿病になったことをきっかけに、産後も何かにつけて糖尿病について調べる日々が続いた。

私は抜けているので妊娠中は気が付かなかったけれど、妊娠糖尿病について知りたいと思ったら、妊娠糖尿病だけではなくて、糖尿病そのものについて学ばなくてはダメだ。私は妊娠中にほとんど「妊娠糖尿病」というキーワードだけで調べていたので、これがちょっと失敗だったなぁと思う。

妊娠糖尿病の原因はホルモンの影響が大きいとされているし、妊娠中は行動の制限がかなりあるから、すべてがそっくりそのまま当てはまるわけではないけれど、参考になる部分は多い。

さて、糖尿病について調べていくうちに、プラントベースホールフード(PBWF)という食事法があることを知った。日本ではなじみのない言葉だけれど、海外ではこの食事法で糖尿病を改善、あるいは治してしまった人がたくさんいるらしい。

ではPBWFとはどんな食事法なのかというと、簡単にいえば野菜や果物、豆、穀物といったプラントベースの食品を食べ、肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品は食べない食事法のことだ。菜食主義に近いけれど、PBWFではなるべく加工していない状態で食べることが望ましく、例えば野菜や果物は皮ごと、穀物は全粒穀物などの精製されていないものを食べるようにする。さらに砂糖や油も――油は植物油であっても――避けるべき対象だ。

すごくシンプルな食事法だけど、「糖質」という部分に注目してほしい。そう、PBWFでは糖質をしっかり摂りながら糖尿病を改善していっているのである。今まで糖質制限を信じていた人にはにわかには信じられないかもしれないけれど、実は糖尿病の原因は糖質ではなく脂質だとする説もある。

私自身、妊娠中玄米とお味噌汁だけを食べたときには血糖値はそこまで上がらなかったのに、ご飯はほとんど食べず脂身の多い肉を食べたときには基準値を超えたことがあった。そのときは「なんで?」と思ったけれど(もちろんその前の食事内容など原因はいろいろあるだろうけど)その理由もこれなら納得がいく。

妊活のためにたんぱく質をたくさん摂らなければと肉を多めに食べるようにしていたのも、妊娠糖尿病になった原因のひとつのような気がしてならない。

唯一残念なのがこの食事法を妊娠中に知れなかったことで、もしこういったことを知っていれば、妊娠中の食生活ももう少し違っていたものになり、精神状態もずっとよかったのではないかと思う。糖質制限はいくら食べても食べても全然お腹いっぱいにならなくていつも空腹状態だったし、エネルギーも全然わいてこなくて毎日疲れていた。

とはいえ産後間もない今知ることができ、糖質制限という底なし沼にずぶずぶとはまっていかずにすんだのは本当にラッキーだったと思う。

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